八千代工業株式会社に所属する車いすパラトライアスリートの土田和歌子選手が、2019年8月17日(土)に開催されたITUパラトライアスロンワールドカップ(2019/東京)に出場し、女子PTWCクラスで優勝しました。
東京 お台場海浜公園周辺にコースが設定され、東京2020のテストイベントとしても位置付けられた本大会は、水質検査の結果、スイムが中止となり、ラン(2.5km)–バイク(20km)–ラン(5km)で競うデュアスロンに変更されました。厳しい夏空の下、6時41分にレースがスタート。得意のランで先行した土田選手は、1位で1回目のランを走り終えバイクに乗り換えますが、バイクではライバルの猛追を受け一時トップを譲ります。しかし、2回目のランで再びトップを奪い返し、大観衆の声援が響き渡るフィニッシュラインを59分44秒で駆け抜け、優勝を飾りました。
■ 土田和歌子選手のコメント
レース当日の朝にデュアスロンへの変更連絡を受けましたが、トライアスロン競技としては常にあり得ることで、すぐに気持ちを切り替え対応できました。スイムは中止となりましたが大会前日までに試泳もでき、また、ランおよびバイクのコースはフラットかつ大変コンパクトな印象を受けました。TOKYO2020に向けた貴重な機会が得られ、来年のイメージができました。ランからバイクに乗り換える経験は少ないため、多少タイムロスをしましたが、その後のバイクおよびランでは、横浜大会でのペナルティ経験を活かし、前の選手を見据え落ち着いたレース運びができ、次戦に向けた収穫を得ました。2週後には、今シーズン山場のレースとなるスイス ローザンヌでの世界選手権に参戦する予定です。引き続き1戦1戦を全力で戦っていきます。ご声援よろしくお願いします。
順位 | 氏名 | 国 | 1st ラン |
T1 | バイク | T2 | 2nd ラン |
総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 土田 和歌子 | 日本 | 6分53秒 | 1分00秒 | 37分56秒 | 49秒 | 13分06秒 | 59分44秒 |
2 | Emily Tapp | オーストラリア | 7分11秒 | 52秒 | 37分18秒 | 50秒 | 16分08秒 | 1時間02分19秒 |
3 | Lauren Parker | オーストラリア | 7分59秒 | 56秒 | 37分01秒 | 1分09秒 | 15分21秒 | 1時間02分26秒 |
4 | Jade Hall | イギリス | 7分00秒 | 34秒 | 37分34秒 | 44秒 | 13分48秒 | 1時間03分09秒 |
5 | Kendall Gretsch | アメリカ | 7分07秒 | 33秒 | 40分15秒 | 37秒 | 14分19秒 | 1時間06分20秒 |
応援メッセージ
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