八千代工業株式会社に所属する車いすパラトライアスリートの土田和歌子選手が、2019年6月22日(土)韓国で開催されたASTCアジアパラトライアスロン選手権(2019/キョンジュ)に出場し、女子PTWCクラスで優勝しました。また、翌週の2019年6月28日(金)カナダで開催されたITU世界パラトライアスロンシリーズ(2019/モントリオール)では、同クラス2位に入賞しました。

 土田選手は5月の横浜大会以降、右肩の故障に悩まされ、予定していたトレーニングを積むことができませんでしたが、なんとかレースに出場できるまで回復しキョンジュ大会への出場を果たしました。続くモントリオール大会は、東京2020へ向けたポイント対象レース初戦ということもあり、世界ランク上位の選手がほぼ顔を揃えました。実践練習が思うようにできなかった分、レース構想が立てられず手探り状態の中でのレースとなりました。序盤のスイムはトップと2分程度の差で上がり、バイクはスイムでのタイム差をキープしたまま5位で得意のランをスタートしました。残り3km地点までに2人を抜き3位に浮上し、横浜大会優勝のJade Hall選手を最後の直線で振り切り、1位と約1分差の2位でフィニッシュしました。調子が上がらない中でも最後まで諦めず2位に入り、今後のレースに繋がる結果を残しました。

 

■ ASTC アジアパラトライアスロン選手権(2019/キョンジュ)結果

順位 氏名 スイム T1 バイク T2 ラン 総合
1 土田 和歌子 日本 14分26秒 3分40秒 43分57秒 3分40秒 9分16秒 1時間14分58秒

 

■ ITU 世界パラトライアスロンシリーズ(2019/モントリオール)結果

順位 氏名 スイム T1 バイク T2 ラン 総合
1 Emily Tapp オーストラリア 13分36秒 1分36秒 38分02秒 55秒 13分17秒 1時間07分25秒
2 土田 和歌子 日本 14分06秒 1分40秒 38分53秒 1分06秒 12分43秒 1時間08分26秒
3 Jade Hall イギリス 12分06秒 1分03秒 37分43秒 42秒 12分51秒 1時間08分27秒

 

■ 土田選手コメント

 いよいよ東京2020へ向けたポイント対象レースがモントリオールから始まりました。まずはしっかりと、それぞれのレースに合わせて良いパフォーマンスを発揮できるようにしていきたいと思います。今回は自分自身、不安材料が残る中での実践レースでしたが、何とか2位に食い込むことができたことは収穫となりました。しかし、海外の選手たちも急速に力を伸ばしてきていますので、私も次戦へ向けて、この2戦で新たに見つかった課題を克服し、さらに成長できるよう頑張っていきたいと思います。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

応援メッセージ

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