八千代工業株式会社に所属する車いすパラトライアスリートの土田和歌子選手が、2019年5月18日(土)横浜で開催されたITU世界パラトライアスロンシリーズ(2019/横浜)に出場し、女子PTWCクラスで4位となりました。
2019年度参戦レース初戦となった本大会、土田選手は、トレーニングにより進化を果たしたスイムパートをトップと約1分30秒差の4番手で泳ぎ切り、バイクに乗り換えるとまもなく3位に浮上。他の2選手と、先を争う実力拮抗の接戦を繰り広げる中、4周回するバイクコースの2周目の直線で痛恨のドラフティング判定※1。3周目に、ペナルティボックス内での60秒の停止を命ぜられ、6位まで順位を落としました。最後のランパートスタート時には、トップと4分の差ができていましたが、ランで脅威の追い上げを見せ、トップのJade Hall選手から1分22秒遅れの1時間10分23秒でフィニッシュしました。
- バイクパートでは、前を走る選手を風よけに使う「ドラフティング」が禁じられている。前を走る選手の後ろ10m以内(ドラフティングゾーン)に入った場合、その後20秒以内に、追い抜くなどしてドラフティングゾーンから出なければならない。
■ 土田和歌子選手のコメント
バイクでのペナルティもあり、3連覇を飾れず悔しいレースとなりましたが、オフシーズンに取り組んできた強化策の成果がしっかり確認できました。いよいよ来月、6月28日からの1年間のレースが、TOKYO2020の出場権に関わるポイント対象レースとなっていきます。海外のライバル選手たちも着実に力を伸ばしてきており、1戦1戦を全力で戦っていきます。引き続きのご声援をよろしくお願いします。
順位 | 氏名 (国) | 時間補正 ※2 |
スイム | T1 | バイク | T2 | ラン | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Jade Hall (イギリス) |
4分04秒 | 12分28秒 | 1分09秒 | 37分17秒 | 45秒 | 13分18秒 | 1時間09分01秒 |
2 | Kendall Gretsch (アメリカ) |
4分04秒 | 12分05秒 | 1分33秒 | 37分35秒 | 41秒 | 13分35秒 | 1時間09分33秒 |
3 | Lauren Parker (オーストラリア) |
00秒 |
14分22秒 | 1分53秒 | 37分25秒 | 1分08秒 | 15分07秒 | 1時間09分55秒 |
4 | 土田 和歌子 (日本) |
00秒 | 15分29秒 | 1分37秒 | 39分31秒 | 1分06秒 | 12分40秒 | 1時間10分23秒 |
5 | Eva María Moral Pedrero (スペイン) |
00秒 | 15分23秒 | 1分46秒 | 38分00秒 | 1分19秒 | 15分20秒 | 1時間11分48秒 |
- PTWCクラスには、PTWC1(重い障がい)とPTWC2(軽い障がい)の2つがあり、障がいの程度で有利、不利とならないよう、PTWC2クラスに時間補正が用いられる。
応援メッセージ
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